ピアノのための郷愁 (Takumi Uchida)

光を求めて 愛を探してた
くらきを温ねて 理由もないけど

産まれすぐに 音階はなくなり
目に入る色は 近くのものになった
耳にはまり 静かになっていくと
心の叫びが 消え果て 清くなった

黒い鍵の並びが 白い鍵に埋もれたまま
なぜかしら ペダルが僕にも届かないんだろうか
なぜシャープとフラットだけで描けるの

私は気づいた あの柳
あの晩に訊いた 人の
長い髪が 嘆きつつ延び
たちまち消えた後

私は知っていた旋律の
詩想を まがって聞いていた
ピアノの五線譜が黒鍵になったよな手で
鼻から吸い 海に書かれた
休符が 三重和音になったよな足と

あの風 (あの息)
あの髪

僕は 白い

愛を探してた 君の夢を見た
光を求めた 暗がりばかり

生まれて以降 育てられたけれど
目に見える色や 手で触れる形も
耳に残る音楽もなくなり
心の闇夜が広がり 深くなった

黒い鍵の並びが 白い鍵に埋まって
どうしたってペダルは僕には届かないのだろうか
なぜシャープとフラットしか描けないの

私は気づいた 柳の木で あの晩にいた ひとが
長い 髪を
靡かせて 去り 急いで消えた後

私は 知っていた 練習した旋律が 歪んで聞こえた
ピアノの塾の帰り道だったこととか
バスに乗って 思いついた二重和音が 私の休符になっていたこととか
違いない

あの髪 何色?
私は 白い 鍵に

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再臨頌栄 (BWV 147)

主よ、人の望みの喜びよ

主はわが心のなぐさめ、そして勇気

主はかなしみから守ってくださる

わたしの生きるちから

 

イエスを給いたり

われら与えられぬ

 

主はわたしの目のたのしみ、太陽

主はわがたましいの宝、そして喜び

だから主はわたしを離さない

わたしの生きるかぎり

 

イエスはくだりたり

われは救われぬ

 

主はわたしの目のたのしみ、太陽

主はわがたましいの宝、そして喜び

だから主をわたしは離さない

わたしの生きるかぎり

 

主はこの地上に降りたもうた

われらの救い主

人の誰もが待ち焦がれてきた

望みであり喜び

 

イエスよ、この地上の世に

降りたもうた救い

降りたもうた奇跡

降りたもうた恵みよ。

 

主よ、人の望みの喜びよ

わが心のなぐさめ

イエスを地に呼びたもうた

神のみこころ

だから主はわたしを離さない

われらの生きるちから

 

主よ、人の望みの喜びよ

主はわが心のなぐさめ、そして勇気

だから主はわれらを離さない

われらの生きるかぎり

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カテゴリー: Hymn

召命讃歌 (BWV 639)

いばらを冠された

こうべの跡

とげのいたみは

悔いた罪の数

 

みうでの血で

約束された信仰

われらの思いは

すべて贖われ

 

貧しいわれら

平和のうちに

抱かれています

しずかにゆるす

主イエスがいます

 

みすがたさかえあれ

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カテゴリー: Hymn

携挙讃歌 (BWV 645)

朝目覚めた後

起きて出る

きれいな木の影

空の雲

風のように見えぬもの

地平線に昇る光

 

きょうの仕事

きょう会う人

みな神に守られ

神に愛され

ともに過ごす1日になりますように

Mmm…

 

昼の高い空

洩れる光

風に揺れる枝

踊るスズメ

 

きょうの街角

きょう歩む人

道のように続くもの

水平線から来る波

雲のように触れぬもの

十字架を想う祈り

 

きょうの働き

きょうの務め

みな神に守られ

神に祝され

ともに生きる1日になりますように

Mmm…

 

昼のように暮れるもの

親元に帰るツバメ

赤く染まる雲

沈む夕日

宵のように消えるもの

家の窓に灯る明かり

 

きょうの食べもの

きょうの家族

みな神に癒され

神に愛され

ともに過ごす食卓になりますように

 

疲れに酔う夜

静かな星

月のように聞けぬもの

宇宙から輝く光

 

きょうの行い

優しい夢

みな神に嘉され

神に守られ

迎える朝が新しくなりますように

主が来られる

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悔悛讃歌 (BWV 659)

神のみ子よ。
このわたしに
このしもべに
教えてください、あなたが愛した意味を。
歩まれたその意味を。

愛とは何で、
なぜ人を救い、
罪を贖い、
なぜ世を愛したの。
神の前の十字架の上で
何を思い考え巡らせ天に昇りよみがえったの。

今までの人生でわたしは
ただ立派な人になるため生きてきた
なのに
頭の中が止み、
人の罪を知り、
勝手気ままな快が消え、
死を悩み苦しんだときのことだった。
悔いた涙が流れていった。
そこに自分を見つけた。

救い主である、み子よ。
この両手に
この心に
授けてください、わたしが生まれた意味を。
まだ世にある意味を。

あなたの差し伸べた手のひら、
心通わせる歌声、
優しい微笑み、
夢に見る姿を。

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大きく高い古時計

大きく高い古時計
おじいさんの時も
百年いつも動いていた
お守りの時計さ
おじいさんも生まれた朝に
受け継いだ時計さ

今はもう動かないあの時計
百年休まずに
チクタクチクタク
おじいさんの中で
チクタクチクタク
今はもう動かないその心

なんでも知ってる古時計
おにいさんの時を
綺麗な恋人見つけた
その日から動いた
嬉しいことも悲しいことも
皆知ってる時計さ

今はもう動かないこの時計
百年休まずに
チクタクチクタク
おにいさんの中で
チクタクチクタク
今はもう動かないあの心

真夜中に起こしてきた
おじさんの夢の中
お別れの時が来たのを
静かに刻んだのさ
天国へ上る好きな人
思い出も愛とも

今はもう動かないその時計
百年休まずに
チクタクチクタク
おじいさんの中で
チクタクチクタク
今はもう動かないこの心

שעון זקן גדול וגבוה זז תמיד מאה שנה, מאז ימי סבא. זהו שעון מגן, שעבר בירושה בבוקר שבו נולד סבא. עכשיו השעון הזה כבר לא זז, אבל במשך מאה שנה הוא תיקתק ותקתק בתוך סבא, תקתק ותקתק, עכשיו הלב הזה כבר לא זז. השעון הישן יודע הכל; זה עבר מהיום שבו האח הגדול מצא מאהבת יפה. הוא יודע את כל הדברים השמחים והעצובים. עכשיו השעון הזה כבר לא זז, אבל במשך מאה שנה הוא תיקתק ונתקע בתוך האח הגדול, תיקתק ותקתק, עכשיו הלב הזה כבר לא זז. היא התעוררה בחצות בחלומו של דודו, וסימנה בשקט את שעת הפרידה. אדם אהוב עולה השמיימה, יחד עם זיכרונות ואהבה. עכשיו השעון הזה כבר לא זז, אבל במשך מאה שנה הוא תיקתק ותקתק בתוך סבא, תקתק ותקתק, עכשיו הלב הזה כבר לא זז.

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なだらかな足取り (Piano Sonata No.21-1, Schubert)

きのうまで 朝が来ると思っていた
今日の朝窓の雨粒

朝ごはんにハムとチーズはね…
牛乳にもヨーグルトにも 合わないの 塩は

いたずらに見る星の彼方
ウィトゲンシュタイン 彼の望む平和

 

今日からは 足取りなだらかに
平坦な山道 ハイクするときは
媚びない何も

僕の大事な人 私たちだけど

街で見た 若い二人が 手を繋がない様子
店から出て店に入る
鞄が傷んで 顔が病んでる
あの人たち どこに行ってしまうの
誰についていってしまうの

都市は見窄らしい
路地はうやうやしい
街の平和

 

子供ながら人の気持ち
世の中の有象無象
大人たちは見えていないの

 

雪の形
風の気持ち
雨の癒し
雲の変化
月が譲る
空の懐

茸たちの世間話
羊歯の仲間
虫の蠢き
木々の幹の強い抗い
川の流れ
鴨の親子
岸の賑やかさ
水の変わり身は常に賢く

弧を描く球の測地線
夕陽の角運動量保存

雀が 遠くから雲雀が
足元に 蟻の一家族の行列

電車がお客を乗せる
車が荷物を運ぶ
人波がPCと書類と秘密を隠す

きのうまで 夜は来ると思っていた
今宵の窓枠の喧騒

夜食でも即席麺はね…
塩辛いつゆも 昼間で もういい

広がっている この星の彼方
謹慎していた過去のアインシュタイン

 

これからの 世界は平和で
豊かさの差別も 病も 咎も
願うよ なくなると

うるおいはどこに?
瞳から出るの

不自然なくらい
夏涼しい図書館内のソファ
乾燥しきっていた
暖かいランドマークタワー

漫才も クラシックコンサートにも
伝統芸能にも 人が集まり

気持ち朗らかに 心楽しく
飽きるほど笑い

いつも国の行く末を話し合い
国と国の事情集め 互いに考慮し合い
街を支え
道を流し
海を治め
法を守り
罪を裁き
罰を与え

常に人を見て
物を作り
品を並べ
人を集め
売って買って
使いこんで
惜しみ捨てて

人を騙し
金を盗み
惑わされて
迷わされて

酒を配り
鳥を焼いて
氷割って
話聞いて
煙草で宥め
千鳥足で帰る

成分が相関したグラフ
電磁的な情報量保存

光より 北斗七星で
涙が 夜空から頬に伝えた未読

 

戦争で人も家族も死んだ
爆弾で詩も絆も壊れた
不況で潰した世紀末 SNS

なんだかんだ終わらないで 誰かの手で書き続いた 哲学 文学
身近なもの生み続けた 技術者
莫迦にでかい街を植えて 国の外の人も呼んだ 建築
新たな目で観察して 見せなかった姿魅せた 発明 発見
人を集め勧めてきた 発信
フリックしてタップもして スクロールしながらポチる 消費者
ネットワーク文明

私たちは いつも和やかに
忘れなかった いつだって穏やか

地球の上には火山もあるし
地震も起きるし津波も寄せる
地平の上では台風つくられ 嵐も襲うし大雨も降る
地盤沈下も交通事故も 山野の火災もビル倒壊も
知識では扱えない自然のもとにいる

空気のように吸っているか
資源は限りがあるのだということを

 

子供の代には孫と生きてほしい
暮らしやすい知恵を絞ってほしい
学校にはいろいろ教えてほしい
どうにかなるなにもかもならば 好きなようにし
なにもできないことは どうもできようも ないのだから いつも

 

きのうまで 昼は来ると思っていた
ベランダのレースのカーテン

昼食にはお米の麺だね
スープには煮干とどんこでとる出汁

夢でも見た 星はすぐそばに
眺めずとも 手で掴み取れる
黙り続けてきた困難を 思う

 

外出て 道を歩きたい
今朝すすいだ水は 雑味がなくて
きよく始まった

奏でられる譜面
響かせる指揮者

球面におけるピタゴラスの定理の変形によって
冪乗と対数の調和平均の逆行列を
複素平面に割って求めた
総乗積と等価な数列情報

または 滑らかな文字列の分母に乗った
きょうだい関係

これはまるで
暗い片目
単純な美
肩が凝った
巨人の椅子
夭い命
うねる歴史

羽の軽さ
鳥の重み
林檎の味
針の乱れ
月の歪み
潮の力

そしてどうせいずれ
盤の軌道
宙の形
飛行航路
飛来時刻
土の温度
砂粒の数

天の極み
光の道
風の噂
金の匂い

情報も暗号も
人工知能も 人工身体も
やがて完全に制御できるようになる

新しい演奏を始める
交響曲「ゴールドベルク」

指揮者はね
お決まりの英雄:整数の王
…だからつまり人類じゃない
聴衆は私たち 楽器も歌い手も

みなめいめい組んで
それぞれで楽しもう

 

培い 耕し
背も 羽も 伸ばし
花も 実も 世話する
なだらかな足取り

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海と猫のためのアリア (白鳥の歌 第十二曲より)

月はしろく光り
さいごの夕やみ
僕らは座ってた
静かにひそりと

القمر يضيء باللون الأبيض
غروب الشمس النهائي
لقد عرفنا
بهدوء وصمت

 

霧立ち潮満ち
からす飛び交い
君があふれる
涙はこぼれる

المد والجزر الضبابي
الغربان تطير حول
أنت فيض
دموع تنهمر

 

君の手もとれずに
ひざから崩れた
君の白いページ
涙をすすった

دون أن أكون قادرا على الإمساك بيدك
انهارت على ركبتي
صفحتك البيضاء
شربت دموعي

 

それから幾年
死ぬまで焦がれた
君とはわたしの
箱の中の猫

بعد سنوات
لقد تمنيت أن أموت
أنت وأنا
قطة في صندوق

 

アーメン

الله أكبر

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きっとそうでしょう (the chance you take)

二人で会った あのときめき
今もそうでしょう きっとそうでしょう
柔らかかった 温かかった
明日もそうでしょう きっとそうでしょう

The excitement of the two of us meeting
It’s still the same, surely it will be
It was soft and warm
It’ll be the same tomorrow, surely it will be

君 わたしだけ見てた
岸 穏やかに去った
傷 いつまでも どこまでも
覚えてるでしょう そうでしょう

You were only looking at me
The shore left peacefully
The wounds will always be there, forever
I’m sure you’ll remember them, surely

明日は最後の お別れだけど
変わらないでしょう きっとそうでしょう

Tomorrow is our final farewell, but nothing will change, I’m sure

朝 あなただけ見てた
雨 ずっと気にしてた
愛 いつまでも いつまでも
付き合えるでしょう そうでしょう

In the morning, I only saw you,
I was always worried about the rain,
our love will last forever,
we can be together, right?

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子旁日 – 黄金の山並みの移りかわり (BWV 988 Aria)

主は静かにやってくる

響く賛美の声たちと 主への祈りと共に

礼拝を捧げる間も

美しく短い時を愛でつつみこむ

主の到来は測れない

信じるわたしたちに計画された

胸の情熱も 劇的な傷をも 辛い思い出も

主は知っておられる

주님은 조용히 오시다

울리는 찬양의 목소리와 주님의 기도와 함께

예배를 바치는 동안에도

아름답고 짧은 시간을 사랑으로 짚고

주님의 오심은 측정 할 수 없습니다.

믿는 우리에게 계획된

가슴의 열정도 극적인 상처도 매운 추억도

주님은 알고 계십니다


主は静かに守られる

迷い惑う足どりも 主の心から見れば

荒波に呑まれる間も

美しくつながる線で愛を描き出す

主の試練は測れない

祈るわたしたちに経験される

暗い世の中も 生きる儚さをも 残る喜びも

主は見つめている

주님은 조용히 지키시다

망설이는 다리도 주님의 마음에서 보면

거친 파도에 삼키는 동안에도

아름답게 연결되는 선으로 사랑을 그립니다.

주님의 시련은 측정할 수 없다.

기도하는 우리에게 경험

어두운 세상도 살아가는 어리석음도 남는 기쁨도

주님은 응시하십니다

 

夜に疲れてこわれた 心が悩む時に

祈りの中で主が語りかける

落ち着く気持ち

透明に晴れた視界

確かな主の導きでたどりつける

この風も そのそよぐ枝の葉も

主の十字架のそばを吹き寄せ

あの時も今も伝えた

いつまでも呼びかけ続け

世界の果てまで生き返らす

主の救いが広がるよう祈ります

밤에 지쳐 버렸다 마음이 고민할 때

기도 속에서 주님이 말씀

차분한 느낌

투명하게 맑은 시야

확실한 주님의 인도로 가십시오.

이 바람도

주님의 십자가 옆을 불어라.

그때도 지금도 전했다

언제까지나 계속 불러

세계의 끝까지 살아남다

주님의 구원이 확산되도록 기도


昼に沸き立ち上がる 心が昂る時

感謝の中で主が話しかける

溢れ出す愛

未来への確かな道

正しい主のみことばに教えられる

この雲も その沈みゆく夕陽も

主の十字架の空を見届け

あの丘の上を照らした

限りなく注がれ続け

私のすべてをつくりかえる

主の御手が行き届くよう望みます

낮에 끓어오르는 마음이 떠오를 때

감사 속에서 주님이 말을 건다

넘치는 사랑

미래에 대한 확실한 길

올바른 주님의 말씀에 가르칠 수 있는

이 구름도 그 가라앉는 석양도

주님의 십자가 하늘을 지켜보십시오.

그 언덕 위를 비추었다.

한없이 쏟아지는 계속

나의 모든 것을 바꾸다

주님의 손이 가까워지기를 원합니다.

 

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