神のみ子よ。
このわたしに
このしもべに
教えてください、あなたが愛した意味を。
歩まれたその意味を。
愛とは何で、
なぜ人を救い、
罪を贖い、
なぜ世を愛したの。
神の前の十字架の上で
何を思い考え巡らせ天に昇りよみがえったの。
今までの人生でわたしは
ただ立派な人になるため生きてきた
なのに
頭の中が止み、
人の罪を知り、
勝手気ままな快が消え、
死を悩み苦しんだときのことだった。
悔いた涙が流れていった。
そこに自分を見つけた。
救い主である、み子よ。
この両手に
この心に
授けてください、わたしが生まれた意味を。
まだ世にある意味を。
あなたの差し伸べた手のひら、
心通わせる歌声、
優しい微笑み、
夢に見る姿を。